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無伴奏バルティータ第3番ホ長調 RWV1006
1.Preludio
2.Lourse
3.Gavotte en Rondeau
4.Menuet
5.Bourree
6.Gigue
Johann Sebastian Bach
Georg Philipp Telemann
無伴奏ヴァイオリンのための 12 のファンタジア
第 1 番 変ロ長調 TWV 40:14
1.Largo 2.Allegro 3.Grave 4.Allegro(da capo)
第 3 番 ト長調 TWV 40:16
1.Adagio 2.Presto 3.Grave 4.Vivace
第 4 番 ニ長調 TWV 40:17
1.Vivace 2.Grave 3.Allegro
第 11 番 ヘ長調 TWV 40:24
1.Un poco vivace 2.Soave 3.Un poco vivace(da capo) 4.Allegro
無伴奏ソナタ第1番ト長調 BWV1001
1.Adagio
2.Fuga Allegro
3.Siciliano
4.Presto
このCDのタイトル「A piacere」(ア ピアチェーレ)とは、
イタリア語で「ご自由に」という意味です。
ピアチェーレだけだと「はじめまして」、
アがつくと「自由にしてくださいね」
というニュアンスになるのですが、
集中して聴いたり、家事をしながら聴いたり、
リラックスタイムに聴いたりと、
お好きなシチュエーションで自由に聴いていただければと思い、
こんな気楽なタイトルを付けてみました。
実際の演奏内容は本気の無伴奏の曲ばかりなのですが、
「無伴奏」となると、クラシックに対して
ある程度の知識を持った上で聴かないといけないんじゃないか?
と身構えてしまう方がいらっしゃるかもしれません。
私は可能なら、その無伴奏の作品を
クラシック初心者の方でも気軽に楽しめるようなCDにできればと思って、
今回あえて無伴奏の作品のみを取り上げました。
収録した作品も、ヴァイオリニストにとってバイブルのような存在、
J.S.バッハ(1685-1750)の
「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」よりパルティータとソナタを1曲ずつ、
そして同時代の作曲家、G.P.テレマン(1681年-1767年)の
「無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲集」より4曲の、
合計6曲を選びました。
バッハの無伴奏の作品は、
作曲家と合わせて大変有名であり説明は不要かと思いますが、
同時代のテレマンの「12の幻想曲集」の方は
知名度がそれほど高くないかもしれません。
バッハの「無伴奏」ほど高度の技術が
奏者に求められていないこともその理由の一つとしてあるように考えられます。
とはいえその作品はとても素晴らしく、
通奏低音(バロック時代のベースのような存在。
チェンバロやヴィオラダガンバなどが担当)がない形で多数の声部が響く、
そのような奏法をテレマンも
バッハと同じように探求していたんじゃないかと思います。
一人で演奏していながら、まるで二人、三人が弾いているような、
そんな無伴奏ならではの魅力をお伝えできればと思い、
この二人の作曲家からの代表作品を選びました。
同じ時代に同じドイツに生まれた二人の作曲家の作品を
気軽に楽しんでいただければと願っています。
初めてのレコーディングで無伴奏、
というのも実のところ勇気がいりました。
レコーディングが決まってから実際にその日が来るまでの期間は
そんなに多くはありませんでしたし、
1日だけで録り切るという制約もありました。
不安もないわけではなかったのですが、
それでも今の私の年齢で出来る精一杯の演奏を残しておきたいと思いました。
今日の演奏が5年、10年経った先にまたどんな演奏に変化しているのか、自分自身も楽しみにしております。
最後に、このレコーディングに携わったメンバーの皆様には、
一人一人に感謝してもし尽くせません。
私一人では決してこのようなレコーディングに至ることはできなかったと思います。
たった1日の出来事でしたが、レコーディングの当日は本当に楽しく弾かせていただきました。それもこれも暖かく皆さんが見守ってくださったからこそです。本当にありがとうございました。
私のこのCDの演奏によってもし誰かが癒されるのならとても幸せです♪
また、ホールの独特の響きも是非お楽しみいただければと思います。どうぞ気軽に楽しんでくださいね。
横山亜美