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ウィーンを中心に活動するピアニスト 杉林岳による待望のデビューアルバム。
まるでピアノで物語を紡ぎ出すかのような彼独特の「語るピアニズム」が存分に発揮された渾身の一枚。
シューベルトでは、楽譜が歌となり聴くものに寄り添う。ドビュッシーでは、気を衒わない端正な演奏で、楽曲が持つ本来の響きを浮かび上がらせている。
彼が奏でるベーゼンドルファー インペリアルの深く奥行きのある音色も必聴だ。全10曲収録。
録音場所:スティマーザール
使用楽器:ベーゼンドルファー モデル290インペリアル
収録曲
F.シューベルト(1797-1828)
4つの即興曲 D番号 899 作品 90
Four Impromptus, D899 op.90 :F. Schubert
① アレグロモルト·モデラート ハ短調 Allegro molto moderato in C minor [9:56]
② アレグロ 変ホ長調 Allegro in E-flat major [4:32]
③ アンダンテ 変ト長調 Andante in G-flat major [5:28]
④ アレグレット 変イ長調 Allegretto in A-flat major [7:06]
A. C. ドビュッシーー (1862-1918)
ベルガマスク組曲
Suite bergamasque : A.C. Debussy
⑤ プレリュード Prelude [4:20]
⑥ メヌエット Menuet [4:16]
⑦ 月の光 Clair de lune [4:36]
⑧ パスピエ Passepied [4:02]
A. C. ドビュッシー
⑨ 喜びの島 [6:02]
L'isle joyeuse :A.C. Debussy
J.ブラームス (1833-1897)
⑩ インテルメッツォ イ長調 作品 118の2 [5:46]
Intermezzo in Amajor op.118 no.2 : J. Brahms
演奏者プロフィール
杉林 岳(ピアニスト)
桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ学士課程修了後、渡欧。ウィーン私立音楽芸術大学(MUK)リート・オラトリオ声楽伴奏科修士課程、並びに器楽伴奏科修士課程、室内楽科大学教育課程を首席で卒業。これまでに、ソロを植田あさ子、山田富士子、シュテファン・モェラー、スンスーク・カン、故パウル・バドゥーラ=スコダ、リート・オラトリオ伴奏法をキャロリン・ヘイグ、室内楽をデニーゼ・ベンダ、ルーカ・モンティ、エフゲニー・シナイスキの各氏に師事。 2004年、日本ピアノ教育連盟オーディション優秀賞受賞。2006年、東京国際芸術協会新人オーディション最優秀新人賞受賞。2010年、ウィーンのロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクールにてシューベルト賞を受賞。2015年、ブラームス国際コ ンクールの室内楽部門特別賞を受賞。同年、フィデリオ基金コンクールにヴァイオリンとのデュオで入賞し、入賞者演奏会の模様がオーストリア放送局より放送された。その後、同デュオはピネローロ・トリノ国際室内楽コンクール第3位(イタリア)、大阪国際音楽コンクールデュオ部門第1位および聴衆賞、ボウルダー国際デュオコンクール第3位(アメリカ)と上位入賞する。国際リートコンクールでは故アーィン・ゲージ、グレアム・ジョンソン各氏から賛辞を受ける。 現在ソリストとしてだけでなく、室内楽奏者、リート伴奏者としても精力的に演奏活動を行なっている。